今週初めより、制作を進めていた障子を仕上げまでおこない、あとは障子紙を貼れば完成となります。
そもそも、なぜツバ付き障子と言うのでしょう?
まず、「ツバとはなんぞや?」と言う所からだと思います。
「ツバ」とは、障子紙を貼る部分の事を言い、周囲に回っている縁の事を指します。
「ツバ」の由来は調べてないのでよく分かりませんが、ツバ付き帽子とか「ツバ」が付くと飛び出している部分とかの意味がありそうなので、その辺りから来ている?のかもしれません。若しくは刀のツバから来ている?のか??
どう言う由来なのか調べてみるのも面白いかもしれませんね。
そもそも、ツバ付きの場合はツバ無しに比べて、
- 見た目がスッキリして見える
- 障子紙の貼り替えがしやすい=障子貼り替え時、紙を切る際に障子本体に傷が付かなくて済む
- 紙を貼る位置が、ツバ無しは縦框や上下桟に直接貼るのと比べて、ツバに貼る場合は内側に貼る=障子紙が擦れて汚くなりにくい
と言うメリットがあります。デメリットと言えば値段が高くなる事でしょうか。
弊社では、借家などを除いて、特段の事情がない限りお施主様自身でも貼り替えがしやすいツバ付き障子を基準としています。
見た目もスッキリして綺麗ですし、長く使って頂けると思います!
ツバ付き障子の「ツバ」について、分かって頂けたでしょうか?
木製建具にも専門用語が飛び交って分からない事が多いですよね?分からなければ色々と調べてみると新しい発見があるかもしれませんね!
私もツバについてもう少し深く調べてみようと思います。