先日より大工さんからの依頼で框組の建具の制作をしています。
現場は住宅の増築で和室と廊下の間仕切りの4枚引き違い戸と洋室の入り口の片引き戸2枚です。和室からの明かりを廊下まで光を届けたいと大工さんから要望を受けたので、当初はフラッシュで制作予定でしたがロ枠を組んで中にポリカーボネートを嵌めてみてはとご提案してみました。打合せの結果、ガラスの方が安価ですが割れにくいものの傷が目立ちやすいアクリルで進めることになりました。
ポリカーボネートと言う選択肢もあったのですが、アクリルより価格が高く結果アクリルで進めることになりました。
ここで、ガラス、アクリル、ポリーボネートのメリットデメリットを。
ガラス:[メリット]安く、一般的に使われている。[デメリット]建具が重くなる為、戸車が傷みやすい。
アクリル:[メリット]ガラスより高いもののポリーボネートよりは安い。ガラスに比べて軽い。[デメリット]耐衝撃性はガラスよりあるものの、かなり強い衝撃を与えると割れる。傷が付きやすく、目立ちやすい。
ポリカーボネイト:[メリット]耐衝撃性に優れる。まず割れることはほぼ無い。傷が付きにくい。ガラスに比べて軽い。[デメリット]価格が高い。
さて、話しを戻して、
↓孔掘り中。
↑溝を付けたところ。この溝にはアクリルが入る予定です。
↓まず、孔とほぞを入れ込み仮組します。
↓反りやねじれがないか確かめつつ、機械で押さえます。
ここでねじれが付いたまま組んでしまい、ねじれが残ったままになると吊り込み時が面倒になるので慎重に丁寧に組んでいきます。
↑和室の4枚引き違い戸
↑洋室の片引き戸
これで、ロ枠は完成です。
あとは、アクリルを入れ込んで完成です!
ポリカが入るといい感じの建具になると思います。
取り付けが楽しみです(*^^*)