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2017.05.09 | 建築

建築について思った事。

私の趣味である建築についての話です。

お時間がありましたら、ご覧ください。

 

最近、本を読んでいて、ある建築家の方が書いている文に目が止まりました。

建築はそれが長い風雪に耐える構造をもって、初めて人々の豊かさに貢献できるはずなのに日本では何とも簡単に建物を壊してしまう。土地を売る時に建物がない方が高く売れると言うバカげた考えが堂々とまかり通っているようでは、日本は建築に関する文化において、いくら財を成したとしても後進国家と言わざるを得ない。建物をすぐに崩すだけで必要としないものを多く作りすぎるのも問題である。〜日本では多くの人が住宅ローンを借りて高い土地と住宅を手に入れる。しかし、ローンを払い終わった頃には家はボロボロになってしまい、次の世代にそれを譲ったとしてもその世代の若者がまたローンを組んで家を建てなければならない。まったくの悪循環〜。

確かにその通りだと思いました。

住宅は多くの人にとって一生に一度は建ててみたいもの。

しかし、ヨーロッパの様に何世代にも渡って使い続ける事は少なく、
崩しては建てるという事が多いのではないでしょうか。

勿論、このような現象になっているのは戦後の住宅難の影響が大きいのかもしれませんし、
ローンさえ組めれば誰でも家が建てられるという現在の状況も
少なからず影響してるのかもしれません。

(私は無知なので良くわかりませんが(^^;))

社会的にみれば、建物が建つことによって
経済が活性化する事も確かなので難しい問題だと思います。

ただ、私ならば、後世にまで使い続ける事の出来る住宅に住んでみたいです。

コスト面で許されたらの話ですし、現実問題、予算は限られているので
なかなか難しいと思いますけどね、きっと。

久しぶりに目に飛び込んできた、ある日の本屋さんで出逢った本の1ページでした!

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