先日は皆既月食でした。
が、岡山では分厚い雲に覆われて全く月が顔を覗いてくれませんでした、、、いいお天気ならカメラを持ち出して撮影でもと考えていたのですが、とても残念な結果になりました。YouTubeなどでLiveでしていたのでそちらを観た方もおられるかもしれません。でも、生で観てみたいですよね?
私は覚えている限り月蝕は見た記憶が無い気がします。次に満月の月蝕を観られるのは2033年(間違ってたらすいません)だそうです。生きてる間に一度は観てみたいです。12年後の私はどうなってるんでしょう(笑)。おじさん化が進んでいるのでしょうか(笑)因みに部分月蝕はそれなりに見ることができるみたいですよ!!
さて、月蝕が観られなかった夜から遡ること10時間前、WEBよりお問い合わせくださったお施主様宅に玄関戸の取り付けに伺ってきました。
お施主様のご要望で、①和風玄関戸として調和が取れていればデザインは拘らない②予算内で耐水性、耐久性がある材で制作してもらえると嬉しい③強度上問題が無いようでしたら掃除がしやすいデザインにと完結に纏めるとこのようなご要望がありました。ご要望を踏まえたうえで、図面とお見積もりをご確認頂きました!
予算内に納めるために、一昨年にお施主様が大工さんに取り付けてもらったという玄関錠は新設建具に転用する事に。
また、建具意匠も既存建具は両面組子(内外共に組子が付いていること)になっていましたが、新設の建具は写真の通り外部のみ組子を設けて、内側はガラスの押さえの横組子のみが見えるデザインとしています。
これは、お施主様の掃除がしやすいと言うご要望と予算を押さえたいと言うご要望のどちらも叶えた意匠デザインとして考えています。材種は米ヒバで制作し、耐水性、耐久性の比較的ある材でご要望を満たしています。
いつも、取り付け後にお施主様にお伝えしている事があります。制作後に戸の動きが悪くなったり鍵のかかりが悪くなる可能性が高いことです。木材は建具に加工後も呼吸をしているので、太陽光での乾燥や梅雨時期の湿気などで木材が収縮膨張する事で動きが悪くなる可能性がある事を伝えさせて頂いています。動きがおかしいと思ったら連絡して頂いて調整に伺うようにしています。
最後に、お施主様からメールで「仕上がりもよく、大変満足しています。」と言う嬉しいお言葉も頂戴しました。本当にこのように言ってもらえるだけで励みになります!!
H様、玄関戸の経年変化を楽しみながら大切に使い続けてください。この度はありがとうございました!!