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2018.09.11 | 建具

外部建具の考察。

最近、少しずつ涼しくなりつつあります。

今日なんかも30度近くまで上がる予報ですが、今年の夏が異常に暑かった為、私の身体がおかしくなったのか異様に涼しく感じてしまいます(笑)

さて、当社ではここ最近ありがたい事に外部建具の制作をさせて頂く機会が続いており、とてもやりがいのある案件を何件か制作して納めております。

ただ、ここ数年の異常気象の影響も少なからずあるのか、どうしても納品後動きが悪くなる外部建具が出てきてしまいます。

以前もブログで書いた事がありますが、木材は加工されていても呼吸します。これは、建具に限らずです。この、呼吸があるため、木製建具はどうしても反りやむくりが出てきます。

特に近年、西日本豪雨のように、3〜4日雨が延々と降り続いてみたり、かと思えばカンカン照りの日が1カ月近く続いてみたりと通常では考えられないような気象現象が起こり始めています。

通常外部建具を吊り込む際は、風などの影響でガタガタと音が極力しないように、ガタつかないように、シビアに職人さんに切り込みして取り付けています。勿論スムーズに動くことは大前提です。多少の反りが出ても問題無いくらいの余裕はみているつもりです。

しかし、何度か動きが悪くなり調整に伺ってみて、考えが少しずつ変わりつつあります。

多少、今以上にガタつきが大きくなったとしても、通常考えている以上に反りが出ることを前提にした吊り込みをした方が、そこに住むお施主様にとってストレスがかからないのではと思い始めています。そこに住む人にとって建具が開かないと言うのはかなり大きいストレスになると思います。

少しずつ問題部分を改良しつつ、ベストな外部建具の着地点を模索して制作を続けています。

できるだけ、早急に着地点をみつけたいものです!!

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