ブログBlog

2024.01.16 | ブログ, 建具

鉋がけ。

先日、鉋の調整をしました。台直しと刃物の裏だしをして調整しました。

鉋は刃物を研ぐだけでは切れず、鉋台の調整も必要です。これが中々に難しいのです。

簡単に説明しますと、『台直し』とは、鉋台の裏面を真っ平にして先端、刃口部分、終端部分の3点を同面(用途によって3点とは限らず先端は0.3ミリ程度好かせる場合もあります)にし、その他の部分を台直し鉋で漉き取る作業を言います。他にも刃口直しや突き詰めていくと本当に大変です。半人前の私にはまだまだ未知の世界です。

鉋刃の『裏出し』は鉋の刃が無くなり裏漉きが見えてくることによって、刃の平面が出にくくなり、鉋の切れ味が落ちると言うもの。その為、刃物の裏を叩き、鋼を出し刃を付ける作業のことを言います。文章でお伝えするのが、下手なので詳しくお知りになりたい方は、「台直し」や「裏出し」にてネット検索してみてください。プロの職人の方や刃物屋さんの方々が分かりやすく解説してくれています。また、YouTubeでも丁寧に解説されている方もいるので、見てみるのも面白いかもしれませんね。やり方も十人十色なので、自分に合ったやり方を真似るのもいいかもしれません。

と言うことで、先行して依頼された、建具枠を鉋掛けしました!

シュルシュルシュルと力を入れなくてもきれいな鉋屑が出ました。

まだまだ半人前の私ですが、最低限の技術は身につけていきたいです。

こうなってくると、良い道具が欲しくなってきますよねー。鉋にしても鑿にしても良いお値段するので躊躇します。

このあたりの道具は、値段と比例してくるので、一つ良いものを持ってみたい気はします。よく吟味して探していこうと思います。

閉じる