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2018.04.04 | ブログ

古建具の解体修理。

最近は暖かい、、、と言うより暑い日が続いています。

市内の桜は満開です。散り始めているところもあるみたいです。北部など場所によってはこれからだと思います。

私は先週末に行く予定でしたが仕事の為、まだ桜を見に行けていません。散る前に見に行かなくては!!

先日、木製網戸の制作の為にお施主様のご自宅にお伺いしてきました。

採寸の後、事務所で使用している引戸も外れやすいので見て欲しいとのことで見てみる事に。

その建具は元々古民家で使用されていたものをお施主様が購入して事務所で使用されていると言う事でした。

この建具は框で組まれて真ん中に貫があり上下に下の写真の一枚板が嵌め込まれている建具でした。年数が経っている為、捻りが出ていて直すのは難しく最終的に新たに制作する事になりました。

↑上下に嵌め込まれていた1枚板。こちらは再利用して新たに組む建具に嵌め込みます。

1枚板の建具は最近ではなかなかお目にかかれないですね。

↓解体した框のホゾも鋸の跡などから見て手作業で加工されている事が伺えます。

職人さんが作った痕跡を時を経て感じられるのは感慨深いですね(*^_^*)

最近は既製品のモノが多いので、近い将来このように古い建具を見て作られた当時のこと感じ取る事が難しくなるかもしれませんね。

古建具を分解する機会と言うのはあまり無いので興味深かったです。

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